本を読む事だけでは、人生を好転させることには繋がらない。大切なのは読書で得たことを行動に移すことである。
つまり、自分の中にインプットしたものを自分の言葉でノートにまとめたり、誰かに伝えることで初めて本を読んだことが人生を好転させることに繋がるのである。
アウトプットするまでが本当の読書ではないかと私は思います。
では、アウトプットに繋がるためにはどのようなことを意識して本を読むといいのだろうか。
本回は、著書『自己肯定感を上げるOUTPUT読書術』の内容をもとに、ポイントをお伝えしていきたいと思います。
読書への向き合い方
読書というと、さまざまなジャンルがあります。その中でも、現状を好転させたいといった思いから手に取る書籍にあなたはどう向き合っていますか?
本を買ったは良いものの、すべて読み終えることなく放置してしまったり、読んだはいいけど何を会得したのか分からない状態になってしまったりと、一冊の本を読むことの難しさを感じている人も多いかもしれません。
基本的な向き合い方はこの3つを意識してください。
・読むのは、1ページでも大丈夫
・本の内容をすべて覚えなくても大丈夫
・その本をすべて読まなくても大丈夫
本来、本とは自分を苦しめるものではありません。その日その日の自分に合った方法で好きなように読むことが今後のアウトプットに繋がるので、もっと気楽に構えて読書を心の底から楽しみましょう!
例えば、重たいものを持っているだけでは、良い筋肉になるわけではないですよね。正しいトレーニング方法と食事をすることでその投資に見合う体になるわけです。
読書からのアウトプットも、正しい型があり。その型に沿ったアウトプットをすることでより効果的な成長に繋がります。
アウトプットすることで得られる技術
・わかりやすく説明する力
・コミュ力向上
・構造化する力
アウトプット読書術。その方法とは?
今から紹介する4つのステップを実践することで、読書から学んだ内容を、自分のものとして身につけることができるようになるでしょう。
ステップ1:準備
集中できる環境を整えましょう。
おもしろい研究結果があります。
人間の集中力は金魚以下だった!?
2015年5月マイクロソフトの研究チームによると、参加した2000人の脳波を計測したところ、集中力の持続時間は8秒。2000年の12秒を下回る結果になったそうです。金魚の集中力は9秒という結果も出ていて、人間の集中力は金魚よりも低いそうです。
効果的な読書をするためにも、読み始める前に、自分が集中できる環境を作りましょう。
ステップ2:読解
読解とは、「たぶんこの著者はこういうことを言いたいのだろう」と、著者の主張やオチの仮説を立てて読み進めていくことです。
本を読んでいると、話が脱線する場面もありますが、仮説を立てることで本筋を見失う心配がなくなります。
そして、本を読みながらメモや付箋をして足跡を残すことで読解しやすくなります。
ステップ3:要約
読了したら、本のポイントを整理しましょう。
要約するときに大切なのは、きれいな文章を作ることではなく、筋の通った構造を作ることを意識しましょう。
要約の方法を2つ紹介します。
▼序論・本論・結論型
例:「この本を読んだ結果、私はこう思った。理由2つある。1つ目は〜だ。2つ目は〜だ。だから私はこう思った。」
▼要点まとめ型
この本の要点は以下の3つだと思う。
その1:〇〇は〜だ。
その2:△△は〜だ。
その3:××は〜だ。
総括:このことから、〜をするためには〜であるといえる。
ステップ4:発信
発信するときに注意すべき点として、
発信対象者は自分に対してなのか?それとも友人に対してなのか?はたまた興味関心のない赤の他人なのか?
それらを見極め、相手のレベルにあった発信内容をつくるよう心がけましょう。
以上、アウトプットするための読書方法は、この準備→読解→要約→発信の4ステップを意識して本を読み進めていきましょう。
私も、まだまだアウトプットがうまいとは言えないレベルですが、アウトプット読書術を積極的に活用し、自分や読者に向けて学んだことを発信していこうと思います。
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