書籍やセミナーでのインプットは多いけれど、そこで学んだことをアウトプットするための具体的な方法を知りたいと思う人は多いのではないでしょうか。
今回は今すぐできる
アウトプットの方法についてご紹介します。
この記事を読むことで、
簡単にアウトプットする方法を学ぶことができます。
アウトプットを実践できれば、以下のようなことが待っています。
- インプットだらけのつまらない人生から楽しい人生に変わる
- 読んだ本や勉強したことを何週間経っても覚えることができる
- インプットしたことが、自分のスキルとなって身に付く
これまで、読書や勉強、資格取得に至るまで数多くのインプットを実践してきました。
しかし、ある時気づいたんです。
たくさんの自分にとって役立つような情報を知り得たところで、現実は何も変わっていない・・・。つまり、自分に今足りないのは、アウトプットだと。
そこでひとつの疑問が生まれました。
「アウトプットで具体的に何をしたらいいのだろうか?」
おそらく、この記事を読んでいるあなたも、アウトプットの重要性は理解しているけれど、正しいアウトプットの仕方までは知らないのではないでしょうか。今回は精神科医 樺沢紫苑さんの著書「学びを結果に変える インプット大全」(出典元)から、ぼくが重要だと思ったことをご紹介していきます。
そもそも、アウトプットとは?
「話す」「書く」「行動する」ということです。
インプットは情報を読んだり、聞いたりして自分の脳内に入力することですが、アウトプットは脳内の情報を自分の口で話をしたり、手を動かして書いたり、行動することです。そして、優秀な人や発信力のある人は圧倒的にアウトプットの量が違うのです。
アウトプットすることのメリットとは?
- 記憶に残る
- 行動が変わる
- 自己成長する
- 現実が変わる
- 圧倒的な結果につながる
- 楽しい
アウトプットすることで多くのメリットが得られます。今回は上記6つのメリットについて詳しく解説してきます。
1.記憶に残る
アウトプットすることで、私たちの脳が「重要な情報」だと認識をします。
ぼくが以前勤めていた会社では、朝礼で毎朝経営理念を口に出して言うことをやっていました。(個人的にはルールだから仕方なくやらされていたと感じていましたが・・・)毎朝、口に出して言うことで、最初は理念が書いてある文字を読まないと言えなかったことも、1ヶ月もすれば何も見ることなく言えるようになっていました。これは、アウトプットすることで、脳が覚えておかないといけない「重要な情報」と認識したことで記憶が定着したと言えます。
このようにアウトプットのメリット1つ目は記憶に残ることだと言えます。
2.行動が変わる
当たり前と言えますが、インプットするだけの状態とインプットしてからアウトプットした状態の方が行動の違いは明らかです。また、アウトプットすることを前提としたインプットをする場合はそもそもインプットする時点で意識や行動も違うのではないでしょうか。
例えば、セミナーに出席して、そこで知り得た情報を後から誰かに話をするとなると、ノートにメモを取りながら講師の話を聞くだろうし、気になったことは質問もするでしょう。
アウトプットをすると決めているだけで、インプットの時点での行動が変わると言えます。
3.自己成長する
アウトプットは自己成長することにつながります。本で読んだことや有名な人から聞いた話をインプットしただけでは成長はしません。
インプットしたことを踏まえてアウトプットしすることで初めて自分の成長につながります。
4.現実が変わる
アウトプットすることで、周囲への影響も変わります。当たり前とは思いますが、あなたが行動することで現実世界が変わることはよくあります。
例えば、好意を持った女性に勇気を出して「好きです、付き合ってください」と告白をすれば、その女性と付き合うか振られるかの2つの現実が待っています。仮に何もしなければ今までと何も変わらない現実になります。
アウトプットすることによって、現実は自分の力で変えていくことができるのです。
5.圧倒的な結果につながる
結果を出す人ほど、アウトプットする力が高いです。あなたの周りにもそういった人は多いはずです。アウトプットしたことで成功や失敗を経験することになります。そういった成功や失敗の回数を重ねるごとに人は自信と成長意欲が増し、現状に満足できなくなります。より高みを目指したくなり、結果として他の人には真似できないほどの実力差をつけることになるのです。たとえ、最初のアウトプットが誰でもできるレベルであっても、フィードバックを行いさらなるインプットして改善版のアウトプットを行なっていけば、圧倒的な結果につながることは間違いありません。
6.楽しい
アウトプットをすると、周りの人から評価されたり、認められたり、信頼されることにつながっていきます。それを経験するとアウトプットが楽しくなることは想像するに容易いと思います。何よりも、アウトプットを繰り返していくうちにこれまでのメリットを含めて自分のスキルアップや価値観の変化、見える世界が変わり人生が豊かなものになっていくでしょう。
簡単にできるアウトプットトレーニング
- 昨日の出来事を話す
- 説明する
- 手で書く
1.昨日の出来事を話す
毎日過ごして起こる出来事であなたが感じたこと(楽しかった・面白かった・悔しかった・残念だった)を友人や恋人、家族に話してみましょう。
人の脳は、2週間に3回使った情報は長期記憶されるようになっています。ぼくは会社で経験した失敗談を家に帰って妻にも話をします。話をすることでその時の自分の行動や感情も客観的に捉えることができて、頭も整理されます。昨日の出来事に限らず、ついさっき起きたできごとをそばにいる人や電話口でもいいので話をしてアウトプットの機会をどんどん増やしていきましょう。
2.説明する
説明することで、自分自身の理解力が増し、さらに記憶の定着化にもつながります。
例えば、「三角形の面積は、なぜ底辺×高さ÷2なのですか?」と問われたらあなたはどう説明しますか?説明すると意外と難しいと思います。コツはエピソード記憶として説明をすることです。この場合、「まず三角形を含む長方形を描きます。三角形の頂点から直角に線を引くと面積の等しい三角形が2つ現れます。この長方形の底辺×高さを2で割ると三角形の面積になるのです。」
このように順を追ったエピソードとして説明すると忘れづらくなりますし、アウトプット力も鍛えることができます。
3.手で書く
書くことによる記憶力の向上が科学的に証明されています。書くことで脳の脳幹網様体賦活系が刺激されて記憶が定着するんです。この脳幹網様体賦活系は注意の司令塔のような役割を果たします。「目覚めよ!注意せよ!見逃すな!」といった指令を出すことで脳が活性化して記憶として定着するのです。また、コツは手で書くことです。最近では、大学の講義でもPCやタブレットなどのタイピングで書くことが増えてきていますが、手書きの方が記憶の定着効果が高いことがわかっているので、極力ノートに手書きで書くことをおすすめします。
まだまだ、アウトプットする方法はたくさんありますが、今回は今からでもできるアウトプットの方法をご紹介しました。
ぜひ、あなたがアウトプットする具体的な方法がわからずに悩んでいたら、「話す」「書く」「行動する」を意識してみてください。
アウトプットトレーニングの注意点
簡単にできるアウトプットトレーニングをご紹介しましたが、ほとんどの人がなかなかうまくいかずに辞めてしまうケースになっているはずです。
ぼくも同じですw
ここからは、少しでもトレーニングを向上させるためのコツとして、アウトプットトレーニングの注意点や続けるポイントを4つ紹介します。
1.アウトプットした気にならない
2.インプットしてから時間をおかない
3.失敗してもOK
4.非難されても落ち込まない
アウトプットした気にならない
アウトプットをする際には、あなたのアウトプットが本当にアウトプットであるか、を客観的に判断しましょう。
映画やセミナーの感想として、ただ「なんか面白かった」「勉強になった」というのはアウトプットにはなりません。
アウトプットした気になって終わらないためにも、第三者にアウトプットを披露し、フィードバックをもらいながら質を高めていく努力をしましょう。
インプットしてから時間をおかない
質のよいアウトプットのために重要なのは、インプットしてからの時間です。
人は忘れやすい生き物なので、何かをアウトプットする時にはインプット後すぐにやることを意識しましょう。
また、アウトプットの作業自体にも必要以上の時間をかけないようにしましょう。一度忘れてしまったことを思い出すのは難しいことです。
だらだらとアウトプットしないよう、時間を決めて取り組みましょう。
失敗してもOK
アウトプットはトレーニングが必要なビジネススキルです。
最初から完璧にやろうとすると上手くいかないことにイライラしたり、挫折してしまう可能性もあります。
もしアウトプットした内容が間違っていたり、相手に上手く伝わらなかったとしても気にせず、「失敗は成功の元」として次につなげましょう。
非難されても落ち込まない
あなたのアウトプットに対して批判的な意見が出たり、間違いを指摘されたとしても気にする必要がありません。
もしその内容が本当に間違いであれば、修正すればいいだけの話です。また、映画の感想などテーマによっては意見がわかれることもあります。
非難するようなフィードバックがもらえたということは、相手があなたのアウトプットを理解できた、とポジティブに捉えるとよいでしょう。
今回は以上です。
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